ソーシャルサービス+デザイン#2

ソーシャルサービス+デザイン#2

12月7日(土)は、第2回目のソーシャルサービス+デザインを開催しました。

前回同様に山本 真さんのファシリテートで、山梨県福祉保健総務課の水口さんによる県の地域福祉計画の説明からスタートしました。今回は、県の民生委員や児童委員の人数なども報告され、支援する側の高齢化が進んでいることが共有されました。

また、山本さんからは、笛吹市の地域福祉計画や若者の意識調査結果などのお話があり、共助を推進する行政と市民の意識の間にあるギャップが浮き彫りになりました。

そして議論は、コミュニティへ。従来の自治会などを中心となした「エリア型コミュニティ」とNPOなどによる「テーマ型コミュニティ」。これからの共助を考える上で、エリア型と同時にテーマ型との協働が重要になっていくのではないか。一方で、行政と市民団体との間にあるギャップをどのように埋めていくことが出来るのか、などなど。

そこには、行政と市民という2つの異なる「言語」を橋渡ししていく人やしくみ、団体間がゆるやかにつながっていくことの出来る場づくりなどが必要ではないかといった意見が交わされました。

WSの詳細は割愛させて頂きますが、今回を通じて、2つのことについて考えました。

ひとつは、こうした議論の必要性を感じつつも、実際に支援を求めている方々の現状をどれくらい理解できているのかということです。アンケートや専門家、支援団体などからの情報だけではなく、当事者から直接話を伺うことで、その立場から問題を捉え直すことが必要だと改めて感じました。

もう一つは、「協働」についてです。市民の力を必要としている行政側に対して、自分たちの想いを持って社会と関わろうとする市民団体。この2つは、必ずしも最初から目的を共有しているとは限らず、また語られている「言葉」も異なっているのかも知れません。

しかし、地域福祉というテーマを、より広い視点から市民目線で捉え直すことで、多様な市民活動との接点という新たな可能性を見出すことが出来るかも知れないと感じました。

従来の枠組みの中で計画通りに物事を進めるだけではなく、多様な主体との開かれた関係性の中で、常に新たな解決方策を探し続けることが、これからの行政の計画づくりやその事業化において、ますます重要になっていくでしょう。

同時に、その中で、従来の「専門家」としての大学の役割とだけではなく、行政と市民をつなぐ「橋渡し役」としての役割についても、改めて考える機会となりました。

ご参加頂きました皆さん、ありがとうございました。

文責:佐藤文昭

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です