Camp Prisma#10

Camp Prisma#10

3月20日(水)に開催されたCamp Prisma#10。

今回は、過去2回で参加者の皆さんから提示された課題を整理しつつ、次年度の検討テーマをまとめる作業をしました。

ファシリテーターは、これまでに引き続き山本 真さん。私であれば、沢山ある付箋から同じ意味のものをまとめていくという、オーソドックスな方法を選択するのですが、山本さんはそうではなく、参加者一人ひとりが気になった付箋を10枚程度取っていき、それを用いて、各自にとっての課題をストーリーとして発表するということを行いました。この方法が、テーマを自分事として考える上でとても効果的だと感じました。

そして、以下のようなストーリーが生まれました。

楽しいことを仕事にすることができる働き方改革を通じて幸せやライフ・ワークバランスを取り戻すこと
市民一人ひとりが行政に参加できる新しい社会づくりを推進すること
社会に対して関心持つことができる場やつながる仕組みを作っていくことで新しい価値をカタチにしていくこと
問題を抱える個人にフォーカスし人が中心の社会をつくっていくこと
既存の社会や経済システムではなく、人の心や身体をベースとした新たな価値規範をつくっていくこと
などです。

その後、これらのストーリーをベースとしながら対話を続けていきました。そこから見えてきたことは、既存の社会経済システムを前提とするのではなく、人や人が持つ問題に共感することからスタートし、その中から人々が大切に感じることを見つけ出していくこと。それを通じて、今まで社会に無関心だった人にとっても、社会を自分事として捉えていく場を設けていくことで、今後大切にしていくべき価値とは何かをカタチにしていくことが出来るのではないかという、一つの仮説が提示されました。

さらに、こうした一人ひとりが社会について考えることのできる場を創っていくことが、社会づくりに参加していくための新たな仕組みづくりにもつながっていくのではないかといった議論に展開しました。

そして、この中で「高齢者」や「働き方」といった、私たちにとって身近な問題をテーマとして議論しながら、将来の目指すべきビジョンを築いていくことが重要ではないかと考えました。

また、こうした議論の方向性は、近年注目を集めるSDGs(持続的な開発目標)ともリンクするものであり、その実現に向けたビジョンやアクションプランをつくっていくことも面白いのではないか、といった意見もありました。

一方で、このフューチャーセンターとしてのCasa Prismaが大事にしていくことは何か、そしてその実現には何が必要なのかといった問題提起もありました。

今回の対話を通じて、一人ひとりの幸せをどのように実現することができるのか、その実現のためには、一人ひとりが積極的に社会に関わることができるのか、また関わろうとする意思を醸成できるのかといったことが、いま私たちがこの地域において問うべき「大きな問い」の一つではないかと考えています。

それが、市民一人ひとりが参加する新たな社会の仕組みづくりにもつながっていく、そんな予感を感じました。

次回は、このテーマをさらに深めながら、4月からのCamp Prismaのテーマを創っていきたい思います。

文責:佐藤文昭